健康寿命がおいついていない
神戸で介護予防運動を行っている 三宅麻紀です。
以前、ローカルラジオに出演させていただいたので、
私が思う介護業界について書いたものがあります。
昔は「介護」という概念がおそらくなかったのは、
そもそも寿命がそこまで長くなかったからだと思います。
今は寿命がぐんぐん延びたものの、
「健康寿命」がまったくおいついていない現状。
自立した期間のことです。
たとえば75歳まで自分の力で生活ができていたが
病気や怪我などをきっかけに人の力を借りなければ生きていけなくなったものの
老衰するわけでもなく、下手したらずーっとベッドの上で10年間過ごすとか。
なぜこのようなことが起こるのか。
医療技術が進歩したのにも関わらず!
……ここです。
医療技術が進歩しているのに病気で苦しむ人が減らない、
むしろ増えている現実があるのです。
その治療で改善していますか?
その薬はいつまで飲めばよくなるんですか?
薬を処方されるときに、副作用について聞きましたか?
年を取れば病院に通って薬をもらって
早朝から病院に並んで(←元気だよね)
それが当たり前になっている。
元気になりたいから助けてくださいと病院に行くも、
「いや、もう薬はなくても大丈夫」と言われたら怒る人もいるんだって。
自分は薬が必要な人とレッテルを貼っているわけです。
元気になりたいんじゃないの??
関節が痛くなったり、体力が落ちて疲れやすくなるのは
ヒトも動物ですから自然なことだと思います。
そんなときはゆっくり休んだりしてもいいと思います。
少なくとも私たちのように
「この電車に乗らなきゃやばい!小走りしよう!」
なんて生活ではないはずです。
小さな不調に不安になる気持ちもわからなくはないですが、
いつまでも現役時代のような体であることの方がかえって不自然じゃないですか?
それを薬で蓋をしてしまうのは怖いです。
あ、
薬で蓋をしているという自覚がない人もいらっしゃるかも。
薬で治していると思っている人がいらっしゃるかも!
身体の不調は何かのサインです。
教えてくれているんです。
身体は普段の食事で作られているんです。
昨日今日の食事ではなく、積み重ね。
また「病は気から」のとおり、その思考癖も影響あります。
というか、昔の人の方が「病は気から」って言ってたと思うんですけど!
寿命は自分ではコントロールできないので、
「健康寿命」くらいは自分で管理してみませんか。