体操教室、何やってるの?①
神戸で介護予防のインストラクターをしています 三宅麻紀です。
私が行っている体操について、ご説明させていただきます。
まず、【自立】が目的なんですが、
これって、「自分でなんでもできる」ではなく
「自分で何ができるか、できないかがわかる」
です!
高いところの物を取りたいが私にはできない
→できそうな人に頼む。
ここで判断を誤って試みた結果、例えば転倒してしまっては元も子もない…のではなく、むしろマイナスですね。
なので、レッスンでは疲れたらいつでも休む、
周りの人と比べない、
過去の(若くて体力があった頃の)自分と比べない。
これ、鉄則です。
高齢者施設によくある「無理しないでね」は一切言わず、「できることだけやってください」と言います。
実際のレッスンは、
まずシニアヨガ45~60分(様子を見て)。
かたまった身体を解します。
椅子に座って行うので安心安全。
これで足先まで。
少し立位もありますが、椅子につかまってますし、そもそも自力で通われている方々なのでこれくらいはできます。
参加者の体調体力を見て、強度を上げるときは太陽礼拝をすることも。
皆さん、自分の「できる」を体感されてます!
そう、高齢者だからって手足バタバタやっててもしょうがないです。
スタッフがきちんと観察すれば、かなり色んなことができるのです。
観察すれば!
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現場(介護施設)では、観察できる余裕がないのが現状。時間的にも、気持ち的にも。
ヨガは身体が柔らかくないとできない?
それはテレビなんかでユニークなポーズを見てしまったために、インプットされた思い込み。
ヨガはそもそも、「呼吸」に意識を向け、「自分」に意識を向けるのです。
そのあとに(簡単な)ポーズをとりますが、そのポーズが出来なくてもOK!
深い呼吸を意識的にするだけで、細胞が元気になっていくのがジワジワと感じられますし、
特に高齢者の身体はかたまってますから、
シニアヨガはオススメ!
教室ではヨガのあと、休憩を挟み、
エクササイズを行います。
次回は、このエクササイズについて(´▽`)ノ