椅子に座ってできるシニア体操

医者に運動を勧められたが何をしていいのかわからない、ジムに通うのはキツイ、できればラクに続けたい、寝たきり予防をしたい。そんな方向けの体操をお伝えしています。

じわりと迫る変化、副作用?

神戸で介護予防のインストラクターをしています 三宅麻紀です。

週1で体操教室を開講しておりまして、
オープンから通ってくださる女性のことです。

休憩時間はもちろん、体操中に私が動きを止めて説明をし出すと、その方は割って入られます。

そう、「割って」入られるのです。

質問のようで質問でない、
同意や賛同のようで違う、
もちろん自分の話をどんどんして下さっていいのですが、

なんというか、
そんな話してないのに!
なんでいつも急に自分のことをそこまで主張する?


初めは一人暮らしゆえに、ここで発散されているのかと思いました。

しかし、聞き手としては正直不快になるのです。

近所付き合いも、ちょっと離れてる家族関係も、身体能力もすべて良好。
身の回りの掃除はもちろん、友達を自宅に招いたり、裁縫もされたり。
一回り上(90代)の方が歩かれていたら声をかけたり。

わがままとか自分勝手とか、そうではない。
むしろ他人のために力を発揮しているような方、だからこそ、

おしゃべりタイムの「割り込み感」に違和感を覚えたのです。


たまたまご本人不在の瞬間があったので、長年親しくされているひとりの方に聞いてみました。

「私はこのように感じるんですけど、昔からですか?」

……聞いて良かったです。

私としては話の割り込みが気になっただけなんですが、その方は「ボケてきてる」と。

え?あの状態のどこが???

加齢とともに物忘れや、それこそ多少のわがままはあるとしても、

「人の話に相槌打ってるようで、全然聞いてなくて急に話をするでしょ? そんなことなかったもんねぇ、、」

そしてこの方、ビックリするくらいの種類のお薬を飲まれているのです。

ビックリしましたよ、ほんとに。
さすがにうんざりしません?ってくらい。

服薬の怖さを知っているので
要観察していきたいと思います。


天然なのかな?そういう性格なのかな?
とスタッフ全員がスルーしてしまった結果、
認知症が悪化して、デイサービスを辞めざるを得なかった方を見ているのです。
悪化どころか、認知症だなんて契約時には聞いてなかったのに。
あの途中からの悪化するスピードは、今でもゾッとしたのを覚えています。

じわりじわりと迫る変化。
冷静に見ていきます。