椅子に座ってできるシニア体操

医者に運動を勧められたが何をしていいのかわからない、ジムに通うのはキツイ、できればラクに続けたい、寝たきり予防をしたい。そんな方向けの体操をお伝えしています。

介護難民ってどういうこと?

神戸で介護予防運動指導員として活動しております 三宅麻紀です。

介護難民って聞いたこと、ありますか?

私は介護業界に入るまでは
「言葉は聞いたことある」程度でした。

そのときのイメージとしては
「経済的理由で適切な介護が受けられない」
と思っていました。

しかしいざ、業界に足を踏み入れると
経済的に厳しければ生活保護があるし、
そもそも介護保険サービスって一割負担。
(二割該当者はそれなりの基準)

もちろん生活保護を受けるほどでもない、
という場合で「カツカツ」な方もいらっしゃるかと思いますが、

恐らくメディアでは流さない「介護難民」。

それは、

利用者からどんどん職員が離れていく。

施設に入ると職員は時間で動くので、
手厚いかは微妙ですが
最低限の介護は確保されます。

しかし在宅の場合。

◯訪問ヘルパーをどんどん首にする。

◯通所型施設(デイサービスとか)に通うもすぐ辞めて、またよそを探させる。

どちらも見てきました。

人間なんで人との相性や、
施設の雰囲気もそれぞれなので
最初の契約を最後まで執行しなければならない!
なんてことはもちろんないのですが、

気分で変えちゃう!
気に入らないからいらない!

偏見かもしれませんが(先に云っときます)、
そういう方って

現役時代はバリバリ働いて
元社長とかで
お金ですべての問題解決をしてこられたのかなぁ。とも思えるんです。

※いや、イコールではないですよ。
元社長でも穏やかで人情味のある方もいらっしゃいますよ。

で、職員だって人間なので
心がどんどん疲弊していきます。
溝ができてしまいます。

そしてヘルパーチェンジや
デイサービス退所を訴え、

それが続くと、まわりもこうなるわけです。

「もうウチはいいです」


「介護難民」のすべてがここではないと思いますが、それにしてもこんなことは絶対テレビなんかでは言わない。

介護を受ける立場のある高齢者は弱い立場だとして取り上げるから。

この「弱い立場」という表現が、
私はものすごく違和感ありあり!!

確かに私たちほど自由に動けなかったりするけども、弱いのか?弱いのか??
ほかに言葉がないのか??

そして介護現場において、時に
利用者は「強い立場」に立たれているから。


ただ、テレビで報道する人も政治家も
他人の介護をした経験がないので
(他人、というのがポイント)
我々も政治家を攻めても意味ないですよー