椅子に座ってできるシニア体操

医者に運動を勧められたが何をしていいのかわからない、ジムに通うのはキツイ、できればラクに続けたい、寝たきり予防をしたい。そんな方向けの体操をお伝えしています。

介護予防運動指導員 です

神戸で介護予防運動指導員として活動しています 三宅麻紀です。

 

「介護予防運動」と聞いて

 

今からは予防ですよね!

運動は大事ですよね!

 

とおっしゃる方と、

 

介護、予防…?へぇ。

 

とおっしゃる方と出会ってきましたが、

なんと悲しいかな、介護福祉業界の方のほとんどが後者にあたりました(全員ではありませんよー)。

 

私自身も、介護付高齢者マンションでの職員(夜勤も)や訪問ヘルパーの経験、

つまり身体介護(わかりやすいのが排泄介助など)や生活援助(部屋の掃除など)を

経験してきましたが、

 

デイサービスで体操をする仕事が一番長く濃く、自分に合っていて

これこそが必要なんじゃないかと思い、「運動指導員」として活動中です。

 

介護業界は色々問題が挙がっていますが、はっきり言ってその内容はバラバラすぎる。

どこに向かっていっているのかわかりません。

介護職員の報酬が少なすぎて割に合わないとか、

利用者様に手をあげてしまう職員がいる現実とか、

運営側と現場の価値観が合わなさ過ぎて内側がもめているとか

行政の政策に文句が止まらないとか

十分なサービスを受けられずに不満がある利用者様とか

 

いや、どこの業界にも課題はあると思いますけど。

 

私の個人的な意見ですが、

・施設はある、足りないのは職員の数。

・介護は自立支援であることを学んでも、現場でははっきり言って家政婦状態。

・高額払って住める施設=質の高いサービスではないのは、そこで働く職員が介護という仕事を学んでも、空間作りやおもてなしなどの付加価値をつけられない(わからない)から。

・情ばかりが強すぎて、ビジネス目線が足りない(自分たちの首をしめるだけ)。

 

私が介護職員として働かない理由は、

 

・医療従事者の薬投与に疑問を感じる

・利用者の薬依存を目の当たりにし、自分の必要性を感じない

・あくまでも自立支援をしたい

 (お金払っているんだからやってもらって当たり前…は私は無理。そこは対等です)

 

ざっくりあげるとこの3つ。

 

で、そもそも「世界に先駆けて超高齢化社会の日本の介護福祉は注目されている」と聞いたことがありますが、

私が思うに、「超高齢化社会なんだから、もう介護は無理。世界にはお手本になる国が存在しているよ!」です。

 

こう書くと「寝たきりの人はほっとけと言うのか!」と言う人もいますが、

特定の誰かのことを言っているのではなく、

人口比率を考えたときにどう見ても下の世代が上を支え続けるなんてしていたら、

下の世代自身の生活はどこにいってしまうのでしょう。

 

介護が必要な方には適したサービス提供をしますし、

情報もきちんと届けるべきではありますが、

 

これからはなるべく介護を必要としない体作りを心がけてみませんか?ということです。