高齢者と薬の関係
神戸で介護予防のインストラクターをしている 三宅麻紀です。
体操教室に通ってくださっているある女性の、慢性的な体調不良の相談きっかけで、
毎回お薬の話をするようになっております。
「医者に言われたから飲まなあかんかなと思っ
て」
薬は増える一方とのこと。
お薬手帳を拝見すると、丁寧にも副作用が書いてあるのですが「読んだことない」。
でしょーね(笑)
その慢性的な体調不良は、まさに副作用として書いてあるんだけどね!爆
別の方がある日、私も見てほしいとお薬手帳と現物をお持ちになった。
◯◯さん、血圧いくつ?
「上が103とか。下が55」
この薬は何ですか?
「血圧の薬」
血圧をどうする薬?
「?? 調整する薬」
チガイマス!!!(゜Д゜)
その薬は、血圧を下げる薬です。
そもそも薬で「ちょうどよく」はできません。
血圧を上げる薬がないことをわかっていて、血圧をどうする薬なのか聞いてみたところ、やはりこのような認識でした。
てか、お薬手帳にも「下げる薬」って明記。
「でも看護士さんがちょうどいいって…」
単にその数値だけを見れば、低いけどまぁ大丈夫というだけで、
血圧を下げる薬を飲んでいる前提でその数値はまた見方が違うはず。
「でも忙しい時とかちょっとカッカしたときは血圧が上がるのよ」
そら、そうでしょーよ
180とか190になるならアレですけど
そりゃー「カッカしたとき」は血圧が上がってるんですよ。
とにかく。
クラスの皆さんがキャッチする情報は同世代の方からがほとんどなのは自然なことですが、
そうなると情報が行き届かないですね。
高齢の皆さんが悪いとかじゃなくて、知らないだけ。
その娘さんや息子さん、お嫁さんやお婿さんがそこまで意識されているならまだいいのですが、単に関心がなかったり、高齢者さんと同じように全く疑わなかったりしたら、もうそのままです。
私はこの話の最後に必ずお伝えすること。
「医者批判をするつもりはないけれど、隠された情報は伝えます。後はご自身で判断してください。あくまでも「私がどうしたいか」です。医者の意見はその次です」
あなたはどうしたいかを何度も何度も聞いても、「お医者さんがこう説明してくれたから」と繰り返す方も多すぎ。
私への返答の主語は「私」にしてくださいね♡
体操メインの教室なんで、このお話し会は細く長く続けていきます。
三宅麻紀
cho.unbeaujour@gmail.com